令和2年(2020年)6月の藤巻班活動は、6月13日(土)の予定でしたが、雨天で6月21日(日)に延期になりました。

藤巻町自治会は、「住民生活と自然が共生する〝まち”」を目指し、名古屋市まちづくり企画課の地域まちづくり助成金を得て、平成28年度に1年かけて「藤巻の〝さと”を育む仕組みの研究」を専門家の先生たちの指導・協力のもと行い、「藤巻の〝さと”構想」を作成しました。
その際、活動の基礎として、当時「なごや生物多様保全活動協議会」会長の眞弓浩二氏 現会長の長谷川泰洋氏(当時はなごや生物多様性保全センター専門員・現名産大) や名大(現在は九大)の高取先生らの指導を受けて「藤巻の森」の植物リスト、特に希少種・注目種や、これから「藤巻の森」散策に際してポイントとなる植物の調査も行いました。
それらのリストその他の成果は、藤巻班が引継ぎ整備をしています。

最近の藤巻班活動のなかで、散策路沿いのポイントとなる樹木に名札をつけたこと、また長谷川先生から「藤巻の森であらたに注目種を発見した」という連絡を受けたため、あらためて長谷川先生にお願いして、「藤巻の森」の植物リストの補充や再整備をすることになり、6月の班活動をそのための特別活動としました。
藤巻町自治会にも連絡し、「藤巻の森」に関心のある方も一緒に散策してもらうことにしました。

本来の活動予定日6月13日は雨天でしたので6月21日(日)9時30分にいつもの集合場所(高速道路トンネル上、2~3丁目境界道路沿いの藤棚)に集合、12時30分過ぎまで3時間余りの散策・調査になりました。

散策ルートは下図の線のとおりです。
なお下図の緑色部分は「森」となっている部分、ピンク部分は住宅街、赤色で示した箇所は、平成28年度の「藤巻の〝さと”構想」で生物多様性保全地帯としたところです。

当日は、長谷川先生と班員4名 それに呼びかけに応じて参加された3家族(大人4名 子ども5名)も加わっての森あるきで、長谷川先生の解説を受けながら、注目種を含めて、藤巻の森の植物リストの補充整備を行いました。
集合の後、上図ルートに沿って散策・調査しましたが、特に上図A(集合場所近くの植物・藤巻の森の一般的な植物を観察) B(金明水の湧く地点、注目種も多い) C(最近の近隣森林の手入れもあって、さまざまな注目種・希少種が見つかることが期待されている)を中心に調査を行いました。

調査した結果は下図のように整理しています。

それらの結果や感想は、これから藤巻班活動の報告とは別に「藤巻の森だより」等として本ホームページにアップされると思いますので、ここでは当日の参加された方々の状況写真を掲載しておきます。